砕石は、公共・民間事業の基礎となる大切な資源
砕石は、私達の社会生活の形成において欠かすことのできない大切な資源です。
皆様の周りにも、砕石はふんだんに使われており、
私達はその恩恵を授かり、日々暮らしています。
砕石の使われている場所
砕石は、私達の生活の周りにあたりまえのように存在する、
道路、橋梁、鉄道、港、空港、上下水道、学校、ビルなど、あらゆる場所で使用されています。
砕石の種類
砕石は、大きく分けて4つに分類されます。
道路工事に用いられる
「道路用砕石」
コンクリートに混ぜられる
「コンクリート用砕石」
線路の下に敷かれる
「道床バラスト」
護岸工事などに用いられる
「割栗石」
砕石の製造量
砕石は、戦後の復興、そして高度経済成長を支えた社会資本整備の進展とともに需要も急激に増大し、
今日の重要な産業としての地位を確立しました。
近年は減少傾向ではありますが、砕石は必要不可欠な資材供給産業の地位を保っています。
砕石の生産工程
砕石は用途に適した良質の山で採取されます。
大きな岩盤を徐々に小さく砕いていき、ふるいにかけられ選別され、使用目的別に製品化されます。
剥土とは、岩盤の上に覆い被さっている土や軟らかい石を取り除く作業です。これらの土や石は、住宅や道路の造成用に使われたり、工場内で草木を埋めるために使われたりします。
剥土された表に現れた岩盤は、火薬や大きな建設機械を使って、小さくします。
この作業を起砕と呼びます。
起砕された岩石を、プラントと呼ばれる砕石製造工場へ運ぶ作業です。この作業には、大きな油圧ショベルやホイールローダ、30トン以上もあるダンプトラックなどの建設機械が使用されます。
運搬された岩石はプラントの投入口に入れられ、徐々にと小さく割られていきます。これを破砕と呼びます。破砕された岩石は、必要に応じた大きさにふるい分けされます。この作業を選別と呼びます。
このようにして工場で製造された砕石は、工事現場やアスファルト工場、コンクリート工場へとダンプトラックで運ばれて行きます。
万全の安全対策
岩石採取場や砕石プラントは、公害・災害防止のための対策を年々強化し、
万が一の場合にも的確に対応できる体制をとっています。
環境との調和
計画的な採取に基づき、苗木の植栽や花園作りなどを実施し、
周囲環境との調和を図るよう努めています。
跡地の利用
砕石場の跡地は、その環境特性を活かした、
総合運動公園やレクリエーション施設などの土地利用として使うことができます。
役目を終えた砕石場は、再び地域の皆様のために使われることになります。